無人搬送車を監視したい
更新日: 2012-06-15 18:47
無人搬送車が軌道に沿った走行をしているか確認が行えます。
無人搬送車の監視には、無人搬送車が磁気テープの軌道に沿った走行ができているか、また軌道から外れていないか、などの走行状況を把握する必要があります。走行状況の把握には磁気ガイドセンサで対応できます。
磁気ガイドセンサには内部に複数の磁気スイッチが内蔵されており、磁気に反応して各スイッチがON/OFFします。磁気ガイドセンサを無人搬送車に取り付け走行させることで、磁気テープの磁気に反応して各スイッチがON/OFFするので、この信号を監視することで無人搬送車と磁気テープとの偏差量(ズレ)を把握することができます。
コンテックのデジタル入力製品を用いれば磁気スイッチの信号状態をパソコンに取り込むことができますので、偏差量の監視をパソコンで行うことができます。また、偏差状態に応じて調整を行うことで無人搬送車の制御を行うことも可能です。
コンテックのBOXコンピュータとUSBデジタル製品を組み合わせれば、コンパクトなパソコンシステムを構築できるので無人搬送車に組み込んで運用を行うことも可能です。
プログラム作成のポイント
信号状態の入力処理はAPI-DIO(WDM)の入力関数DioInpByteを使用します。(8点以上のスイッチの入力であればDioInpMultiByteを使用します。)
一定時間間隔での状態監視であれば、時間間隔を設定するシステムタイマ機能を追加します。
指定時間経過(タイマイベント)ごとに入力を行い、各磁気スイッチの入力信号の変化を監視し、変化量に応じた補正を行います。
また、デジタル用ドライバAPI-DIO(WDM)には各種サンプルも用意していますので、複数ポート/ビットの入出力を行うサンプルMultiIOをベースに開発を行えば開発工数を減らせます。
プログラム作成の流れは下記フローとなります。
対応ドライバ
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